☆珈琲彩館「樹 鸞」☆ 愛知県小牧市、桃花台ニュータウンの西方。自ら建てたログハウスで、自家焙煎の挽きたて淹れたての珈琲をどうぞ。

本当は、なんて言うとおかしいですが、まだログハウスをコツコツと建てている頃から名前は決めていました。それは横文字で「TIFOCH」ティフォシ。そうそう、イタリアでフェラーリの熱狂的なファンの事をこう呼ぶのです。
別にフェラーリが大好き!という訳ではないのですが、そこはそれ、車が好きですから、車に因んだ名前ばかり考えていましてね。そして選んだのがこの「TIFOCH」ティフォシ。もうロゴやマーク、その他まで出来上がってました。
でもねぇ・・・いつまで営業するの?と考えた時、ジジイになって(この業界、定年は無し)「横文字」じゃあ、チト軽い。かなぁ・・・
で、インパクトのある漢字で2〜3文字。そして耳で聞いて、カタカナっぽくて、かろやか!なんてコンセプトで出直すことにした。
あかん!なぁ・・・デザインしてる頃から、横文字ロゴは大得意だったのでボロボロ出てくるのですが、画数の多い(^^;;;漢字は思考が止まる。
散々苦しんだ揚げ句、作詞家の同級生を頼って上記のコンセプトで「幾つか考えてくれない?」と。友人とはありがたいもので暫くすると50候補の言葉を持って訪ねて来てくれた。すごい!やっぱし作詞家だけあって、こりゃ言葉の魔術だがね。だがしかし、心に響く単語?がなくて、再度のオーダーを出すことに。
ありました!ありましたよ。再度の50候補の中に「これだ!」とビンビンきたのが「樹鸞」でした。
すぐそれから、ロゴ、マークとイメージがわきあがるようにこぼれて、一日で墨入れが完成しました。おまけに「樹々は梧桐の中、竹の実を喰い・・・まぼろしの鸞鳥の鳴くところ。」なんて、詩まで出てくる始末。
本当に私の五感をブルブルと震わす「樹鸞」の文字でした。

平成に年号が改まった頃、そんな頃からペットボトルや缶の「お茶」がどんどんと新発売されていませんでした?
そんな中で???がCMをやっていた「茶流彩彩」というネーミングのお茶がありました。この「彩彩」という言葉がいつしか頭の片隅に残っていたんでしょうねぇ。
珈琲専科、珈琲専門店など考えてはみましたが、なにか型にはまりすぎていて「おもしろくない!」。どこか明るくて、カラフルで夢が広がるようなフレーズってないのだろうか?
そこで浮かんだのが「茶流彩彩」。広辞苑で「彩」と言う文字を調べてみると@いろどること。いろどり。あやもよう。Aかたち。すがた。となる。
このことをふまえて、いろどる=ポジティブな色彩=数々の色と言う具合にイメージを広げていって「珈琲」という単語と組み合わせてみました。
そして「珈琲彩庵」か「珈琲彩館」、どちらにするか迷いましたが、彩館の「カン」という発音が響きがあるようで面白いので「珈琲彩館」として、新しく言葉を作ってしまいました。