☆珈琲彩館「樹 鸞」☆ 愛知県小牧市、桃花台ニュータウンの西方。自ら建てたログハウスで、自家焙煎の挽きたて淹れたての珈琲をどうぞ。

4.コーヒーの栽培と精選
●コーヒーの栽培
コーヒーの木は、熱帯だけに育つアカネ科コーヒー属の常緑樹です。原産地はエチオピアですが、発見されたときのような野生のコーヒーの木はアフリカに多少残っている程度で、あとはすべて栽培されているものです。
コーヒーの木は、野生のまま放置しておくと、高さが10メートルくらいまで成長します。栽培では作業の効率をよくするため、剪定して1.5メートル前後に仕立てるそうです。


●コーヒーの木が大きくなるまで
1.まずは種まき。パーチメント・コーヒー(殻を被った豆)を蒔くと、発芽後1ヶ月くらいでマッチ棒のように伸びてくる。

2.2ヶ月くらいで双葉が開く。この状態を「豹の耳」「オレンジの木」などと呼ばれる。
3.直射日光を避けるために作られた苗床で約6ヶ月。そして50〜60pに育った苗木を雨期を選んで移植していく。
4.農園に移植した苗木は、除草したり害虫駆除の薬剤散布など、デリケートなので栽培には気を遣います。
また、シェイド・ツリーと言って、日よけ用の木を植えることもあります。

★良い栽培の条件としては、標高1000〜2000メートルの霜の降りないところで、年間雨量1000〜2000ミリで、開花期に少なく、成長期に多く、収穫期には乾燥することが条件づけられている。

5.手入れをして、順調に育つと2年位で花が開きます。真っ白な可憐な花で、ジャスミンを思わせる
6.苗から3年くらいから収穫する事が出来ます。開花結実した緑色の実は6〜8ヶ月で真っ赤に熟し、サクランボのようになるのでこれをコーヒーチェリーと呼んでいます。
★残念ながら、日本での栽培は難しいでしょう。上記の栽培条件に適合するところがあれば可能ですが、常識的に考えると、経済性を考えるなら珈琲の栽培は不可能と言うことになります。
現在試験的な栽培として、徳之島や九州(ハウス栽培)で試みられています。